インターアコースティクス(デンマーク)社製の中耳機能検査(IMP)、耳音響放射検査(OAE)、自動ABR検査(ABRIS)が搭載可能なハンディータイプの複合機 Titan(タイタン)専用のTitan Suite ソフトウェアおよびTitan 本体のファームウェアのアップグレード版がご利用可能となりましたのでお知らせ致します。 各検査モジュールに追加/改善されました機能については下記をご参照ください。
●対象検査モジュール:IMP
リフレックス刺激音に断続音の追加
・リフレックスの刺激音として、従来の連続音に加えて断続音が選択できるようになりました。
・プローブ音周波数1000Hzを使用して同側リフレックスを測定する場合、特に乳幼児の測定で有効です。
●対象検査モジュール:WBT
任意の周波数機能の追加
・本機能は、周波数200-4000Hzを50Hzごとに選択可能です。Y (admittance), B (substance), G (conductance) カーブの表示により中耳の詳細な状態を観察可能です。特に2000HzのYとGのカーブの観察は、メニエール病の診断に有用です。
参照:Darrouzet, Dulon, & Franco-Vidal, 2007; Franco-Vidal et al., 2005; Ishizu et al., 2018; Sugasawa et al., 2013
ティンパノグラムのピーク差機能の追加
・ピーク差を使用すると、選択したティンパノグラムでのピーク2点間の圧力差とコンプライアンス差を観察できます。
アブゾーバンス差機能の追加
・アブゾーバンスの50%パーセンタイルとの差分比較は、標準データと比較しアブゾーバンスの増加が観察される場合に、正確な結果を得るのに役立ちます。この計算結果は、目視確認と比較し、より良い予測を提供します。SCD(上半規管裂隙症候群)の例
参照:Merchant et al., 2015
エクスポートファイルの更新
リサーチライセンスでエクスポートされる.mファイルの内容が更新されました。
●対象検査モジュール:DPOAE / TEOAE
強制スタート機能の追加
・PEチューブの装着や鼓膜穿孔がある場合でもOAEを測定できる新しい機能です。
※Titan(タイタン)の詳細についてはこちらをご確認ください。
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