ダイアテックジャパンは2024年6月9日(日)に大阪にてCOE大阪を共催させていただきましたので、その開催レポートをお届けいたします。
今回は現地開催のみのイベントで、約70名の方々にご参加いただけました。
演題は下記3セッションに分かれており、合計8演題をご発表いただきました。
- セッション1:聴覚診療Update(補聴器、人工内耳、小児(NHS))
- セッション2:聴覚関連Topics
- セッション3:検査機器(ACT、VEMP、vHIT)
詳細につきましてはこちらをご確認ください。
セッション1:聴覚診療Update(補聴器、人工内耳、小児(NHS)
まず初めに済生会宇都宮病院の新田 清一先生と鈴木 大介先生が補聴器特性検査の臨床での使い方とその重要性についてお話ししてくださいました。続いて人口内耳の演題では神戸市立医療センター中央市民病院の山本 典生先生が人口内耳の適応や現状についてご発表されました。また、新生児聴覚スクリーニング に関連した演題として兵庫県立こども病院の大津 雅秀先生が先天性サイトメガロウイルス感染症についてご発表くださり、耳鼻科だけではなく産婦人科や小児科との連携の重要性をお話してくださいました。
セッション2:聴覚関連Topics
聴覚関連の新しいトピックスというテーマの中で、聴覚情報処理障害(APD)について大阪公立大学大学院医学研究科聴覚言語情報機能病態学の阪本 浩一先生が現状についてお話ししてくださり、また『LiD / APD 診断と支援の手引き』もご紹介くださいました。大阪大学医学部附属病院の太田 有美先生は一側性難聴の方向感やさまざまな介入や試みについて発表してくださいました。セッション2の最後は藤田医科大学ばんたね病院の岡野 高之先生が加齢性難聴と認知症という演題の中で加齢性難聴の検査法についてお話ししてくださいました。
セッション3:検査機器(ACT、VEMP、vHIT)
最後のセッションでは京都大学大学院医学研究科の西村 幸司先生がダイアテックジャパンより今年1月から販売開始となりました、新しい検査法であるACT:アクト(Audible Contrast Threshold - 可聴コントラスト閾値) についてご説明くださり、また、大阪医科薬科大学病院の乾 崇樹先生がめまい平衡機能検査である前庭機能検査(VEMP) とビデオヘッドインパルス検査(vHIT) についてお話してくださいました。